要件定義のフレームワーク。その参

その目的とは

前回のお話では、要件定義とは目的は何かということを洗い出す作業であるとお伝えしました。
実は、それだけ話は終わりません。目的がなにかがわかったところで、その目的を満たすためには、どうすればいいのか分からなければ話は進みません。

その目的が定まれば、その目的を満たす機能とは何かを洗い出さなくてはいけないのです。

クルマを要件定義のフレームワークで考えてみる

機能要件

基本的な機能をさします
 人が乗れるようにする
 荷物をつめるようにする
 アクセルを踏めばすすむ
 ブレーキを踏めばとまる
 ハンドルを右に切れば右に曲がる
 ハンドルを左に切れば左に曲がる

性能要件

性能をさします
 最高時速
 加速度
 燃費
 積載人数
 積載量
 負荷
  想定した積載人数と積載量でも性能を発揮する

UI(ユーザインタフェース)要件

ユーザが利用する時の使いやすさの基準をさします。
 ハンドルとりまわし
 ギアとりまわり
 コンパネの配置
 視認性

稼働率要件

どれだけ故障せずに走れるかの基準をさします。
 連続走行10万キロ
 連続10万時間エンジンをかけっぱなし

冗長性(バックアップ)要件 

トラブルがあった場合のリカバリーをさします。
 車のパーツならタイヤ
 車の場合は保険やらJAFやらどちらかというと制度でカバーします。
 

可用性要件

他の目的にも流用できる機能をさします
 通勤・通学
 近所に買い物
 家族で休日旅行

拡張性要件 

その機能に拡張が必要になる場合の拡張性をさします。
 チューンナップ
 装飾エアロパーツをつけることができる
 道に迷わないようにカーナビをつける

運用性要件

 毎日の利用している時の使い勝手をさします。
 使い勝手が悪いとどうしても手が離れてしまいます。

メンテナンス性要件

 日々のメンテナンス性をさします。
 車検、オイル交換とかタイヤ交換、

セキュリティ(安全性)要件

 耐衝撃性、クラッシャブルゾーン、エアバック、シートベルト

コスト(価格) 

総合的な価格 高級車なら1000万以上
ファミリーカーなら200万くらい
などの要件をつめていって最終的に判断することになります。

要件とはシステムのコア

クルマの場合は各メーカーディーラーが お客さまは4人家族でご予算が300万なので利用シーンは、休日の家族ドライブや平日の子供送り迎えとして、この車種でこのオプションで如何でしょうかとか、あらかじめ要件によって定義された仕様に基づいてプランを提案してくれます。

しかし、ビジネスをゼロから立ち上げるなどの場合は、それらの要件をすべて自分で洗い出して定義する必要があるということです。

つまり、要件定義とは、その目的は何か、それを満たす機能は何か、を洗い出して整理するまでの作業をさすのです。
ここまで読めばお分かりかと思いますが、要件定義とは、システムのコアを定めることです
そこがあやふやなまま話を進めてしまうと、設計でも運用でも、おかしなことになり手痛いしっぺ返しが来ることになります。

よく世間で話が上がるブラックマーチなどは、この要件定義が関係者間でまとまっていないまま進めたことが要因と考えて間違い無いでしょう。

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