メールがあつかうデータとは

突然ですが、質問です。あなたはメールを使ったことがありますか?
普通なら当然あるという回答でしょう
現在この日本で生活している人ならこの質問に対して、メールって何それおいしいの?という回答をする人はいないでしょう。
日本の総人口以上の台数を出荷している携帯電話に標準で搭載されている機能ですから当然といっては当然かもしれません。
現在ではメールよりもLineといった通信アプリを使ってのコミュニケーションの方がメジャーになりつつあるようです。
メールとは何を目的とした使用するアプリケーションでしょうか?
答えは相手とコミュニケーションをとるためといったところでしょうか。
もう一歩踏み込んで、メールとは一体どのようなデータを使って相手とコミュニケーションをとるアプリケーションなのでしょうか?
パソコンやスマホがあつかうデータとは?
あなたがメールというアプリケーションを使って取引先に連絡をするばあい
「株式会社 ○□ 営業部 山田太郎 〒123-4567・・・・」
といった記述をしたとします。このメールがあつかうデータとは「文字」「数字」「色」「音」のどれでしょうか?
答えはというまでもないですね。
「文字」「数字」です。
その一文字一文字を「0」と「1」という値を使ってパソコンやスマホが表現しているのです。「株」という文字を「0101010100100101」という16ケタの数値のデータを、「7」という数字なら「00000111」といった8ケタの数値のデータをパソコンやスマホが「0」「1」2つの値の集合体という形に変換して格納したり再現したりする処理を行っているのです。
この「0」と「1」だけで数値を表す方法を 2進数 とよびます。
ちなみに、普段から何気なく私たちがつかっている数値を表す方法は10進数です
例えば「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」といえばピンとくるでしょう。
あなたがパソコンやスマホにこのような内容のメールを打ったとすると
「株式会社 ○□ 営業部 山田太郎 〒123-4567・・・・」
そのメールの文章はパソコンやスマホが「01010101001001010100110101010100001010010100101・・・」といった2進数に変換されデータとして格納や再現などの処理がされているのです。
パソコンやスマホが実行する情報のやりとりとは

例えばあなたが、メールであいさつをしようと「こんにちは」という文字をうったとします。
その文字はパソコンやスマホが2進数「0100101001001011」といった0と1の形のデータに変換します。
その2進数「0100101001001011」といった0と1の形のデータをあいさつを伝えたい相手のパソコンやスマホへ送信します。
そして相手のパソコンやスマホがデータを受信するとその2進数「0100101001001011」を「こんにちは」という文字列に変換して表示します。
その文字列により、あなたは相手の意思疎通ができるようになるのです。
データとは「0」と「1」で構成される

よくパソコンのデータがHDDのデータがクラウドのデータがと画像データがとデータというキーワードが飛び交っています。それらデータとはこの「0」と「1」で構成された数値の集合です。
この「0」と「1」でデータを扱う2進数の世界はパソコンやスマホなどのパソコンやスマホ内で完結しており、パソコンやスマホを利用する人には見えないようになっています。
デジタルデータとはゼロとイチの数字の組み合わせを使って「文字」「数字」「色」「音」をデータとして格納し情報として伝える方法なのです。
通常の生活を営む場合にはほとんど意識する必要はありませんが、分かっているとパソコンやスマホの中ではどういうやりとりをしているのか想像しやすくなります。
普段の生活にパソコンやスマホが入り込んでいるこの時代に理解しておいて損はない概念です。
※この記事に記載した8ケタの数値は説明用の仮に入れた値です。