約1憶人!?日本人のお勉強マーケット
お勉強、受験、学歴
このキーワードを聞いて、目が輝く人は少ないかと思います。
ちゃんと勉強しなさい。
なんで勉強しないんだ!
勉強しないとこうなりますよ
勉強して学歴があれば、官僚、大手企業に就職できてこういう明るい未来があるんだから
団塊jr世代なら受験戦争というキーワードで、子供の頃、このキーワードを親から耳からタコがでるくらい聴かされてトラウマになっている人も多いでしょう。
学校にいかなくても勉強できる、学歴なんか意味がないという発言もちらほら耳にします。
インターネット掲示板では「低学歴乙ww」「しょせんこの中卒がww」といったあおりキーワードが現役であることを考えれば学歴というキーワードはこの日本という国に生まれた人の心につきささるキーワードなのでしょう。
たしか、マーケット(市場)という観点で勉強を眺めてみれば受験勉強とは、ある意味日本人のほとんどが参加した経験があるマーケットです。本人以外にも祖父・祖母・父・母・本人と日本の総人口に約1憶2千万人の参加経験があるマーケットということです。
分母が多いということはサンプルが多いというわけで、さまざまな人がいろいろと心に秘めているものがあるのでしょう。
勉強だけでは売上・利益をつくれない?
ビジネスで社会と向き合っている人にもっと勉強を頑張ればもっと売上・利益をつくれたと思いますか?という質問をしたらほとんどの人が「違う」と回答するでしょう。
会社の目的は利益をつくることです。会社とは基本的に、より多く、より大きな、売上・利益をつくる人を評価します、当然といえば当然です。
どんなに難しい技術を使える能力を持っていても、
どんなに難関な国家資格を取得していたとしても、
どんな高度な理解力を持っていたとしても、
それらの力を売上・利益に変換する力、つまりマネタイズ能力がなければその会社は倒産してしまいます。
つまりは会社が、世界最先端の高度な技術を持っていて、
世界一の性能をもつ機材があり、
その機材を使いこなす人がいて、
世界一のすばらしい性能をもつ商品をつくることができますが
その商品に消費者が興味を持たなければ売上ゼロで利益ゼロです。
そのゼロゼロ状態が続けば資金ショートでその会社は倒産です。
つまりその高度な技術の評価はそのゼロになってしまいます。
ITビジネスの勉強を整理する
受験勉強というキーワードに代表されるような勉強で身につけることを目的とする能力とは
言語の読み書きができて意思疎通ができる能力をもつ人をつくることとは
高度な技術をもつ能力であり
すばらしい性能をもつ機材をつくる能力であり
すばらしい機材を使いこなす人をつくる能力である
これらの能力をITビジネスの利益の構成要素の視点から見て共通していることは
売上・利益をつくる能力ではない
ということです。
考えてみればあたりまえですね。
つまり、勉強が社会的に評価される売上・利益をつくることができる人になることを目的としたばあい

自分のITビジネスの構成要素からまずやるべきことは、ITビジネスの売上・利益の構成を整理して、その売上・利益の領域に効果があがるための勉強とはなにかを洗い出すことから始めなくてはなりません。
受験勉強とは正解がある問題と回答そして勉強のしかたやテクニックなど、本やネットなどちまたにあふれている情報を反復で練習すればある程度の点を稼げます。
しかし、ITビジネスにおける勉強とは問題・回答や勉強のしかた、そして正解すらも自分で作らなくてはいけないのです。