お客さまが流入する入口
以前の記事では、お客さまを誘導するメディアとしてのインターネット広告についてお伝えしました。
もちろん、インターネットを使ってお客さまを自社の商品・サービスへ誘導できるメディアはインターネット広告だけではありません
この記事ではそんなお客さまを自社の商品・サービスへ誘導するメディアである、SNSとSEOについてお伝えします。
SNS。ソーシャルネットワーク
「Line」や「Facebook」や「Twitter」といったインターネットサービスの名前を聞けばイメージがつく人も多いでしょう。
LINEIDはもはや携帯のメルアドや電話番号代わりになりつつあり、通勤電車のスマホでTwitterでニュースや芸能人のつぶやきを眺めて、なにか面白そうなことがあったら「Facebook」に上げて知人や友人に伝えるなんて日常の生活の一部になりつつあります。
もはやこれらのサービスがない生活は考えられないといった人もいるかもしれません
SNSは、自分のプロフィールや写真を会員に公開する機能や、互いにメールアドレスを知られること無く別の会員にメッセージを送る機能、新しくできた「友人」を登録するアドレス帳、友人に別の友人を紹介する機能、会員や友人のみに公開範囲を制限できる日記帳、趣味や地域などテーマを決めて掲示板などで交流できるコミュニティ、予定や友人の誕生日などを書き込めるカレンダーなどの機能で構成される。
SNSの強みはお手軽なコミュニケーションツールとして面白い情報を親しい友人・知人に拡散や共有できることにあります。しかし、その強みは商品・サービスを販売するという視点から眺めると弱みになります。
親しい友人への商品・サービスの宣伝や広告はしずらいというところです。友達にモノを売りつけるのかと反感を感じる可能性があるのです。
逆の立場で考えればイメージしやすいかと思いますが、例えば自分の親しい友人から、健康食品やサプリを買ってくださいという宣伝を受け取ったら、あなたはどう感じるでしょうか?
現時点では、SNSは直接商品・サービスを販売するための誘導として使用するのではなく、将来の見込み客との信頼関係を築くためのツールとして使うのがよいのです。
SEO。検索エンジン最適化
SEOは、自社のウェブサイトをGoogleやYahoo検索などの検索結果ページの上位に表示されるようにウェブサイトのコンテンツをチューニングすることです。
リスティング広告(検索連動型広告)は広告費を支払うことで「Google・Yahoo!」といった検索ウェブサイト上でお客さまがキーワードを入力して検索すると、その検索結果のページの上位に自社ウェブサイトへの遷移を表示されることができますが。
SEO施策が成功すれば、広告費を支払わなくても検索結果ページの上位に自社ウェブサイトを表示させることができます。
表示されたウェブサイトは広告ではないので、お客さまから見ればそのウェブサイトの信頼性が上がると考えて良いでしょう。その結果
同じキーワードで検索された結果でも広告よりもSEOにより上位表示されたページの方がクリック率は高い傾向があります。
一時期、SEO対策業者がダミーページを大量につくってその遷移を貼ったりとかSEO施策を販売していましたが、Google側が対策アップデートをうち一気に上位表示されなくなりました。不正に上位表示させる施策をうつとGoogleがペナルティを与えるように常時Googleはアップデートをかけています。
SEO施策の難しいところは、Googleが望む良質なコンテンツをつくって地道にコツコツと時間をかけて自社ウェブサイトを運営して育てる必要があります。広告と違ってお金をかければ即上位表示されるものではありません。
見方を変えれば、上位表示されるウェブサイトとは良質なコンテンツを時間をかけて育てているというブランドにもなりそのウェブサイトの信頼性が上がります。
有効な誘導するメディアとは

結論からいうと、SNSもSEOも使わなくてはいけません。
そして、このSNSとSEOに共通するのは時間のショートカットはできないということです。
例えば広告ならお金をかければ時間のショートカットができます。
しかし、SNSは親しい友人・知人に有益な情報を継続して提供して信頼関係を築きながら新しい友人・知人をつくるという作業を継続しなくてはいけません。
SEOなら、Googleペナルティに引っかからないように注意しながら、訪問者にとって有益なコンテンツを常に継続して上げて続けて少しずつでもPVを上げていかなくてはいけません。
いずれのメディアでも、時間をかけて信頼関係を構築するという必要があるということです。